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子宮頸がん予防ワクチンの積極的勧奨が令和4年4月より再開されます。

子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス (HPV) の感染を防ぐワクチンの対象者に接種をすすめる「積極的勧奨」が、4月から始まります。

2013年4月に定期接種になって後に、体の広い範囲の痛み、手足の動かしにくさ、自律神経障害、記憶障害など「多様な症状」が報告され、「積極的勧奨の差し控え」となっていました。厚生省研究班が思春期の女子や男子がどれくらいの頻度で多様な症状を訴えるのか調べた結果、「多様な症状」のうち一つ以上の症状がある女子は10万人あたり40.1人で、このうち接種していない女子は10万人あたり20.2人、接種後に発症した女子は10万人あたり、27.8人と、接種してない人でも多様な症状を訴える人が一定数いることが明らかになり、さらに多様な症状に対して、ものごとのとらえ方を変え、行動を変えていく、「認知行動療法」によって、一定の改善効果があることがわかりました。令和3年11月26厚生労働省の通知により、「積極的勧奨の差し控え」が廃止となり、接種勧奨を再開することとなりました。

※2022年度の定期接種

対象;2006年度(高1相当)~2010年度生まれ(小6)の女子

標準的には中学1年で3回接種

ワクチン;サーバリックス(2価HPVワクチン)またはガータシル(4価HPVワクチン)。シルガード(9価HPVワクチン)は定期接種の対象外で自費。

※接種機会を逃した人への公費接種

対象;1997年度~2005年度生まれの女子

期間;2022年4月から3年間

◎初めての性交渉前に接種することが望ましいが、性交渉の経験があっても一定の効果がある。

◎接種後に異変を感じたら、接種をした医療機関やかかりつけ医療機関に相談。必要があれば各都道府県にある専門の医療機関に紹介します。

☆子宮頸がんワクチンにより子宮がんを予防する効果があることがわかっていますが、子宮頸がんで予防されない型のHPVによる子宮頸がんも一部存在するので、HPVワクチンの接種歴に関わらず、子宮頸がん検診を受けるようにしましょう。

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